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今さら聞けない!フリーランスの「国民健康保険」

会社から独立したり、自分で企業するフリーランス。

フリーランスの方は会社員と違って自分で健康保険に加入しなければなりません!

フリーランスの方が加入できる健康保険は「国民健康保険」というものになります。

そこで、「国民健康保険」とはどういうものなのか!?

今さら人には聞けない!フリーランスの「国民健康保険」についてご紹介したいと思います!

目次

国民健康保険の基本

まず始めに「国民健康保険」についてご紹介します!

国民健康保険とは
日本の医療保険制度は、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入する「国民皆保険制度」となっています。
「国民健康保険」は、病気やケガをしたときに医療費の一部が負担軽減される公的医療保険のうちの1つです。

公的医療保険には、会社員などが対象の健康保険・公務員などが対象の共済組合・船員が対象の船員保険後期高齢者医療国民健康保険があります。

引用:https://www.hokennavi.jp/cont/column-life-iryo-003/

国民健康保険の対象者は、自営業者の方や農業者や会社を退職した人、学生や無職などの人です。

フリーランスの方も「国民健康保険」が対象となります!

国民健康保険は市区町村が保険者となり運営を行っていますが、その他に国民健康保険の1つで、「国民健康保険組合」というものがあります。

国民健康保険組合とは、医師、歯科医師、薬剤師、弁護士、建設、青果市場で働く方など専門的な業種や職種の人が加入できる保険組合です。

また、フリーランスで活動する人も多いWebデザイナーなどのクリエーター職には「文芸美術国民健康保険組合」という保険組合に加入することができます!

他にも、フリーランスのアーティストなどを対象にした国民健康保険組合など、様々な保険組合があるので国民健康保険でも自分の職種にあったものを選んだ方がいいですね!

自分の職種に当てはまる組合があるか、参考に探してみて下さい!

『国民健康保険組合リンク』

会社員からフリーランスになった方など、国民健康保険の対象者となった時には14日以内に自分の住んでいる市区町村の窓口に届出が必要です。

国民健康保険組合への加入は、その組合の窓口に届出が必要となります。

保険給付が受けられるのは届出日以降となるので、早めの手続きがオススメです!

知らないと損する!国民健康保険の保険料金

次に、気になる国民健康保険の保険料についてご紹介します!

会社員であれば保険料は収入に応じて事業主と折半し給料から天引きされていました。

国民健康保険の場合は、世帯ごとに加入者数や年齢、収入をもとに保険料が決められており、各自治体で保険料率が違ってきます。

なので、加入者や年齢、収入が同じだったとしても、自分の住んでいる地域によって保険料に差が出てくるのです。

国民健康保険の計算方法
計算方法や保険料率は市区町村や国民健康保険組合によって異なりますが、医療分・後期高齢者支援金分・介護分を合算して算出します。
そして、所得に応じて計算する所得割と、国民健康保険には扶養がなく全員が被保険者となるので、被保険者の人数で計算する均等割で構成されています。

下記は一例として、令和3年度(2021年4月1日から2022年3月31日)東京都足立区の保険料の計算方法です。

引用:https://www.city.adachi.tokyo.jp/kokuho/kurashi/hoken/hokenryoukimekata.html

これ以外にも、世帯ごとにかかる平等割や保有資産にかかる資産割が加算される場合もあります。

被保険者の前年の1月から12月までの所得と、被保険者の人数などの世帯単位で計算するので、国民健康保険の保険料は毎年決まった金額にはならず、また、自分の住んでいる自治体によっても金額が変わってくるということになります!

会社員からフリーランスとなり国民健康保険に加入した場合、会社員時代では保険料が折半だったので全額自己負担となると割高に感じてしまうかもしれません。

また、フリーランスとなり収入が下がってしまった場合も、前年の所得に応じて保険料が決まるので結構な負担となってしまうかもしれませんね。

各自治体にはなんらかの理由で収入がなかったり、収入が一定以下の人に対する保険料の軽減や免除制度が用意されているので、もしもの時は相談するのも1つの手です!

フリーランス1年目必見!国民健康保険を安くする3つの方法

全額自己負担と聞くと保険料が高くなりそうで、とくにフリーランス1年目だと不安になりますよね!

そんな心配をなくすために、国民健康保険を安くする3つの方法をご紹介します!

①国民健康保険組合に加入する

まず1つ目は、「国民健康保険組合」に加入することです!

国民健康保険は市区町村が保険者となり運営を行っていますが、国民健康保険組合は同じ業種や職業ごとに組織される健康保険になります。

国民健康保険では学生や無職の人など収入の無い人も加入対象となりますが、国民健康保険組合ではぞれぞれ同業種の人しか加入できない仕組みとなっているので、必ず収入のある人達が対象となります。

そのため、国民健康保険よりも保険料の負担金額が安くなる場合が多いようです!

ちなみに、Webデザイナーなどのクリエーター職の方が対象の「文芸美術国民健康保険組合」は保険料が一定で変わらないのです!

どれだけ所得が増えようが保険料が一定だというのはかなりのメリットですよね!

自分の職種にあった国民健康保険組合が見つかれば、加入することをオススメします!

②クレジットカードやQR決済の利用

2つ目は、保険料の支払いにクレジットカードやQR決済を利用することです!

住民税や自動車税をクレジットカードで支払うとお得になるのですが、国民健康保険保険も同様に自治体によってクレジットカード払いをすることができます。

また、nanacoなどの電子マネーや現在利用されている人も多いPayPayでの支払いが可能な自治体もあります。

ちなみに、PayPayならコンビニなどへ行かなくとも納付書のバーコードをスマホで読み取って手続きすれば支払いが完了するそうです!大変便利ですね!

クレジットカードや電子マネーにチャージして支払いに利用するとポイントが付きお得になり、PayPayを使うと利用状況に応じてPayPayボーナスが還元されます!

大きく保険料が軽減する訳ではありませんが、普通に支払うことよりもお得にはなります!

③世帯合併

最後の3つ目は、世帯を合併する方法です!

世帯合併とは、2世帯住宅など1つの家族で2つの世帯を持っている場合に、それらを1つに合併してしまうことです。

自治体により異なるので必ずしも保険料が安くなるというわけではありませんが、世帯合併を行うと「平等割」の世帯単位にかかる保険料を減らすことができます。

また、上限額は地区により異なりますが、世帯全体の年収が上限に達する場合の節約効果があります。

少しでも保険料を減らせるのであれば、実践すべきですね!

まとめ

以上、フリーランスの「国民健康保険」についてご紹介しました!

保険料が高くなってしまう不安もありますが、まずは自分の職種に合った国民健康保険組合を探してみることをオススメしまます!

そして、自治体よって異なりはしますが、少しでも保険料がお得になるためにもご紹介した方法を参考にしてみて下さい!

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